くにの囲碁勉強部屋

多忙のため、更新を一旦休止させていただきます。

ツケにはハネよ

 

 

「ツケにはハネよ」について書いていきます。

級位者~初段の方向けの内容です。

 

 

 

 

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白1とツケを打たれました。

 

石が接触したら戦いになりますから、ほうっておいてはいけません!

「となりに来たらとなりに打つ」ようにしましょう。

 

 

 

 

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黒2の「ハネ」が厳しい良い手です。(黒Aもあります)

「ツケにはハネよ」と覚えてください。

ハネは相手の石をやっつける手で、とても良い手なのです。

 

ハネのメリット

①相手の石のダメを詰める(アタリを狙いやすくなる)
②相手の石の進む場所を一つ止める(相手の石をとじこめやすくなる)
③地を最大限に取ることが出来る

 

ハネのデメリット
①切られる可能性がある

 

 

 

 

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①相手の石のダメを詰めると、相手の石を取りやすくなります

アタリを狙いやすくなるというのは大きいです。
白3などと打ってきたときに、黒Bと切ってアタリにする手が厳しいですし、
冷静に黒Cとノビて次に黒Bを狙っていても黒悪くありません。

 

 

 

 

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②相手の石の進む場所を一つ止めると、閉じ込めやすくなります。

黒2のハネに白手抜きなら、黒4と「カカエ」を打ちます。

スミと辺の両側を抑えられてしまっているので、白石の逃げ場が少ない。

こうなると、白1の石を助けるのは難しそうです。

 

 

 

 

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③ハネは地を最大限に取ることが出来る

 

少々配置を変えて・・

 

左はハネを打たない打ち方。

右はハネを打つ打ち方。

 

地の盛り上がり方が違うのがわかると思います。

 

 

 

 

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ハネは切られるというデメリットがあります。

この形は「キリチガイ」という形です。見るからに激しそうな形です。

なかなか怖そうですが、同じ形で黒番ですから、黒が互角以上に戦えます。

今回はキリチガイについては割愛しますが、黒Dのノビなどで黒が有利です。

 

ハネると良いことづくめ、切られても互角以上に戦えます。

ツケを打たれたら、反射的にハネを打てるようになりましょう!